山崎 徳子 女性
Yamasaki Noriko
所属:大阪常磐会大学 こども教育学部こども教育学科
職:教授
最終更新日 2026/06/07
昭和53年 4月 大阪教育大学教育学部教育学科 入学
昭和57年 3月 同大学 卒業
平成13年 4月 大阪女子大学人文社会学部人間関係学科 編入学
平成15年 3月 同大学 卒業
平成15年 4月 京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士前期課程入学(共生人間学専攻)
平成17年 4月 京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士後期課程入学(共生人間学専攻)
平成22年 3月 同大学院 研究指導認定退学
平成25年 6月 人間・環境学博士(京都大学)第655号
平成22年 4月 常磐会学園大学 専任講師 (平成26年 3月まで)
平成26年 4月 常磐会学園大学 准教授 (令和 3年 3月まで)
令和 3年 4月 常磐会学園大学 教授
発達心理学
保育学
自閉症のある人の自己形成
大人になった自閉症のある人の余暇活動
日本発達心理学会
日本保育学会
平成15年 4月 わかやま子育てサポートネットワーク会員 (平成18年 3月まで)
平成18年 4月 和歌山少子化対策協議会委員 (平成20年 3月まで)
平成18年10月 和歌山県家庭裁判所委員会委員 (平成20年10月まで)
平成26年 1月 日本保育学会 第67回大会実行委員会委員 (平成27年 1月まで)
平成26年 4月 日本発達心理学会 国内研究交流委員会委員 (平成28年 3月まで)
平成27年 4月 NPO法人アサヒキャンプ 理事 (令和 4年 4月まで)
平成23年 5月 日本保育学会 第64回倉橋賞・研究奨励賞「論文部門」
すべての自閉症のある人の固有の生が肯定され、社会全体で包み込んでいくことができますようように、微力を尽くしたいと思っています。
【著書】
「家族の流儀」を大切にする支援: 自閉スペクトラム症のある子どもの家族
2024/03 共著 金子書房
【概要】発達の気になる子どもや保護者への「支援とは何か」をめぐる模索を描く。「社会の要請に導く」従来の家族支援ではなく、「家族が紡いできた子育ての流儀を尊重した」新たな家族支援のあり方を再検討する。
【著書】
人権としての特別支援教育
2022/03 共著 文理閣
【概要】子どもの発達と学習を保証する権利としての障害児教育、決して「特別」ではない特別支援教育のために編まれた、学生・教員・ボランティアに向けた新しいテキスト。
【著書】
特別の支援を必要とする子どもの理解 共に育つ保育を目指して
2018/10 共著 ナカニシヤ出版
【概要】保育の場で特別の支援を必要としている子どもたちがどのように過ごしているのか、「共に育つ」ということの実際をエピソードを通して考察した。
教職課程コアカリキュラム、保育士養成課程に対応している。事前課題が演習形式の授業にも役立ち、豊富な図表と事例で生き生きと学べる。
教職課程コアカリキュラム、保育士養成課程に対応している。事前課題が演習形式の授業にも役立ち、豊富な図表と事例で生き生きと学べる。
【著書】
自閉症のある子どもの関係発達
2015/03 単著 ミネルヴァ書房
【概要】自閉症のある子どもの自己感の形成過程を,先行研究にもとづきながら,障碍児学童保育での実践事例を手がかりにして解明しようとするものである。筆者自身が出会った出来事と,そこに集っているお母さんたちとの対話をもとに,自閉症のある子どもが養育者や周囲の他者との関係を生き,どのように育っていったかを記した。そして,どの子どももその固有の生が肯定され,障碍のある人とそうでない人が「共に生きる」ということについて考察した。
【学術論文】
保育所実習における実習日誌記述の改良が 学生の負担と学びに与える影響-初年度アンケートの分析—
2026/03 実践報告 単著 常磐会学園乳幼児教育研究会 2025年度研究会誌
【概要】2025年度より保育実習Ⅰの保育所実習における日誌記述方法を見直し、①1週目は午前中の保育のみを時系列で記述すること、②学生が自由に活用できる「その他の記録」欄を新設することの2点を実施した。1週目を午前に限定した設定は、観察と記述の基礎を形成する導入段階として負担軽減と視点形成に寄与していた。「その他の記録」は視野拡張の可能性を示す一方、テーマ設定や実習園との連携には課題があった。加えて、実習園の振り返りやていねいな助言は学生の不安を支え、記録を省察へとつなげていた。い
【学術論文】
大学生ボランティアの障害についての意識変化-障害のある人の余暇活動への参加を通して-
2025/03 原著 単著 常磐会学園大学研究紀要
【概要】障害のある人の余暇活動Pに一人の学生がボランティアとして参加した。彼の体験をその対話から読み解き、障害のある人とそうでない人が「共にある」様態を検討することが本研究の目的である。その際「弱いロボット」の概念を援用する。Pには他者を支えつつその他者によって支えられるという「弱さ」と「強さ」の反転があった。弱い部分を持ったまま、そのあなたでいい。と肯定してくれる場であり、「共にある」ための契機になり得る
【学術論文】
大人になった自閉症のある人
2021/03 原著 単著 常磐会学園大学研究紀要 第20号
【概要】自閉症の青年期をめぐる研究は問題行動の特徴とそれを軽減するための対応に関するものが主である。本研究では、20年来発達を共に見てきた自閉症のある青年を育てている母親と対話し、進路の選択をめぐる親の思いを探求した。自閉症のある人の「自立」も単に身辺のことを自分でできる、または経済的自立を願っているのではなく、「豊かに生きる」ことが目指される。という当たり前の思いを考慮するべきだとわかった。
【学術論文】
保育実習に「エピソード記述」を活かすⅡ
2021/03 実践報告 共著 常磐会学園大学研究紀要 第20号
【概要】昨年度に続き、「保育実習Ⅱ」の事後指導で、学生が自らの実習を省察することを企図している。本研究では、間主観性との関連から実習生の自己意識がどのような過程を遂げるのか、明らかにした。すなわち①まだ未熟な子どもたちに世の中の規律や秩序を伝え、「よき行い」へと教え導く「先生」としての自己 ②保育する者として、子どもとの関係における自分の見られ方、「私」の気持ちを一番に考える自己 ③どう対応するかという保育技術に先立ち、間主観性を手がかりに子どもの内面を深く見つめる自己。である。
【学術論文】
母親になること、その体験の意味 -生後3か月の子どもを持つ母親の語りから-
2021/03 原著 単著 常磐会学園乳幼児教育研究会 2020年度研究会誌
【概要】昨年、私の一人娘に子どもが生まれ、私は30年前の自分の体験も透過させつつ傍らにいた。母親になるという体験はどのようなものなのか、その意味を探索することを目的とし、出産後3ヶ月の娘を研究協力者として語り合った。
母親にとっての意味として①自分の人生の選択を肯定し、決着をつける ②自分が自分であることの自信を強化してくれる ③新しい希望の産出 この3点を見出した。
母親にとっての意味として①自分の人生の選択を肯定し、決着をつける ②自分が自分であることの自信を強化してくれる ③新しい希望の産出 この3点を見出した。
【学術論文】
保育実習に「エピソード記述」を活かす
2020/03 原著 共著 常磐会学園大学研究紀要 第19号
【概要】保育実習Ⅱの事後指導にエピソード記述を活用した。学生のエピソードの中から、「間主観性」「両義性」「相互主体性」の3つの概念に合致したものを検討した結果、この授業を通して学生たちは自分の実践を「自分から仲間へ」「仲間から自分へ」と循環させ、その往還運動から変容を遂げていくことがわかった。これは保育の専門職としての保育者になる学生の資質の向上につながることを見出した。
【学術論文】
「みんなの中の私」という意識はいかに育つか-自閉症のある中学生の自己意識の変容の事例から-
2010/08 原著 単著 日本保育学会保育学研究 第48巻1
【概要】本研究の目的は,障害児学童保育Pで,自閉症のある中学生まさきが,「友だち」と呼んで同世代の子どもとかかわろうとするまでを,「私は私」と「みんなの中の私」という自己意識の観点から考察することと,彼の周囲の人々のかかわりの意味を問うことである。
「みんなの中の私」という自己意識の元になったまさきの「内的な他者」に生命を吹き込んだのは,「障害への対応」ではなく,周囲の人々の受動的なかかわりと,まさきの成長を喜びあう心情であった。
「みんなの中の私」という自己意識の元になったまさきの「内的な他者」に生命を吹き込んだのは,「障害への対応」ではなく,周囲の人々の受動的なかかわりと,まさきの成長を喜びあう心情であった。
【学術論文】
関係発達研究にかかる「間主観性」概念の現状と可能性‐子どもの自己形成過程における意味に着目して‐
2010/02 研究成果報告 共著 大学院生主体課題探求・討論 研究開発コロキアム 京都大学グローバルCOE 「心が活きる教育のための国際的拠点」 平成21年度院生主体課題探求・討論科目「研究開発コロキアム」
【概要】・「間主観性」をそれとして同定し、自己形成における意味を探ることは、その過程に他者が必ず介在してくる現実を描くことが必要となり、自己理解と他者理解が絡み合って形成されてくる実態を描き出すことにつながる。
・研究者が、人が生きる現場で行き交っている「間主観性」を主題化し描き出すことは、研究者自身にその場をアクチュアルな身体で生きることを求める。
・保育・教育の場で生きる者たちの「間主観性」を取り上げることは、行動観察の枠組みでは捉えきれなかった水準での実践者の「育てるまなざし」を掬い上げ、「育てる者」の営みを省察する契機となる。
・研究者が、人が生きる現場で行き交っている「間主観性」を主題化し描き出すことは、研究者自身にその場をアクチュアルな身体で生きることを求める。
・保育・教育の場で生きる者たちの「間主観性」を取り上げることは、行動観察の枠組みでは捉えきれなかった水準での実践者の「育てるまなざし」を掬い上げ、「育てる者」の営みを省察する契機となる。
【学術論文】
自閉症児の母親はいかに子どもを「分かる」か -対話から探る 自閉症児にかかわる者の共同の可能性-
2009/03 原著 単著 日本応用心理学研究 第34巻第2号.182-192.
【概要】障碍児学童保育でのある自閉症児の関係発達の姿を記述し,また母親と対話することを通して,自閉症児にかかわる者と母親との共同の可能性を探った。自閉症児の中に他者は何らかの表象の形で存在するようになり,さらに,親しい他者とのかかわりを求める。子どもの姿に母親は自分の情動を子どもの内面を深くくぐらせること-子どもに「成り込む」ことを行っていた。この子育て観により,私の立場と母親との共同の可能性は開かれた。
【学術論文】
2関与の「質」、記述の「質」、理論の「質」を問う-事象のアクチュアリティに迫る質的研究を目指して
2009/02 研究成果報告 共著 大学院生主体課題探求・討論 研究開発コロキアム 京都大学グローバルCOE「心が活きる教育のための国際的拠点」 平成20年度研究成果報告書
【概要】研究者が関与観察者として場に入るということは、生きた身体を携えた一個の主体が新たな関係を築く可能性をもつ相手として現れる事態であり、それに対して自覚的でなくてはならない。
・事象の意味に迫る研究を志向すれば、背景や関係性のみならず、その場の雰囲気、F先生の表情、語感、言葉の強弱など筆者の身体に感じられた動き、つまりvitality affectも合わせて「厚く」記述することで読者の了解を得られる。
・私たちが日常生活において当然だとみなしている価値観をいったん保留し、生活の中でのその体験の意味を改めて問い直すことは、自分とはちがうと思われる他者を深く了解し直す作業となり、「共に生きる」ことにつながる方法となる。
・事象の意味に迫る研究を志向すれば、背景や関係性のみならず、その場の雰囲気、F先生の表情、語感、言葉の強弱など筆者の身体に感じられた動き、つまりvitality affectも合わせて「厚く」記述することで読者の了解を得られる。
・私たちが日常生活において当然だとみなしている価値観をいったん保留し、生活の中でのその体験の意味を改めて問い直すことは、自分とはちがうと思われる他者を深く了解し直す作業となり、「共に生きる」ことにつながる方法となる。
【学術論文】
保育・教育実践に貢献しうる研究アプローチの構築 -人の生きる場の「あるがまま」に迫る方法論とは-
2008/02 研究成果報告 共著 大学院生主体課題探求・討論 研究開発コロキアム 京都大学グローバルCOE「心が活きる教育のための国際的拠点」 平成19年度研究成果報告 平成19年度研究成果報告
【概要】観察またはインタビューを行った質的データを持ち寄り、保育・教育実践に貢献しうる研究アプローチの構築を目指した。
伝えたいものとの出会いは受動的なものである。目的は、身体に感じられるものを基に「わかる」ことであり,研究対象者を一個の主体として受け止めようとする態度はその実践にも示唆を与える。読み手の了解可能性に訴え、公共性に開かれたものになるためには、事例の中にそれらが「生き生きと」「厚く」記述されなければならない。
伝えたいものとの出会いは受動的なものである。目的は、身体に感じられるものを基に「わかる」ことであり,研究対象者を一個の主体として受け止めようとする態度はその実践にも示唆を与える。読み手の了解可能性に訴え、公共性に開かれたものになるためには、事例の中にそれらが「生き生きと」「厚く」記述されなければならない。